ボルダリング上級者に、使用シューズを聞いてみた【クライミングシューズ ボルダリング】
クライミングシューズも2足目、3足目となると、色々目移りします。トップ選手のクライミングシューズも気になりますが、もうちょっと身近な強い人たちがどんな考えでシューズを選んでいるかも気になるところです。私の周りの強いと思うクライマー9人に、使っているシューズを聞いてみました。
2〜3段を落としたことがあり、苦手系以外はコンスタントに1級を落としている人たちです。今回はボルダラーがメインです。
1人目.
インスティンクトVS(ジム、外岩)
インスティンクトVSR(ジム、外岩)
基本インスティンクトVSで全てをこなしているそうです。VSではじかれる時や、つるつるの岩の時にVSRを使っているとのことです。VSをリソールした時に、XSGrip2にすることもあり、その場合はVSRと同じ扱いで使っているようです。
2人目.
ドラゴ(ジム、外岩)
ミウラ(外岩)
外岩は定番のミウラ、ジムはドラゴで登っているそうです。最近は、外岩でもドラゴを使う事が増えたそうです。
3人目.
スクワマ(ジム、外岩)
オタキ(外岩)
スクワマでほぼ全てをこなす人です。
硬めのオタキの出番は、外岩で粒に乗るときやリード、XSGrip2だと消耗が激しそうな時だそうです。スクワマとオタキは、硬さがは違うけど形が近いので良い組み合わせだそうです。
4人目.
ドラゴ(ジム、外岩)
インスティンクトレース(ジム、外岩)
スメアとジムでの楽々シューズとして柔らかめのドラゴ、エッジングと ヒールフックはしっかりしたインスティンクトレース。
5人目.
コブラ(ジム、外岩)
パイソン(ジム、外岩)
ソリューション(ジム、外岩)
ミウラ(外岩)
ジムでは気軽にはけるコブラ、外岩ではミウラがメインとのことです。パイソンは強傾斜の主力で、ソリューションはぎりぎりで足を残したい時や、ヒールフックで重宝するとの事。
6人前.
ハイアングル(全て)
ハイアングルで全てをこなしている人です。ハイアングルを何足も持っています。
ハイアングル大好きのこの方に言わせると、サイズが分かってしまえばシンセティックよりレザーの方が良いよとのことです。
7人目
ジーニアス(ジム・外岩)
ミウラ(外岩)
ジーニアスでいろいろこなす人です。花崗岩などを登るときなどはミウラを使っているそうです。
8人目
フューリア(ジム)
ブースターS(外岩)
ジムでは柔らかめのフューリア、外では粒に立ちこむためにブースターを主に使っているそうです。上手くいかない課題があった時、シューズを変えて試すくらいで、基本的にはっきり使い分けているそうです。
9人目
キメラ(ジム、外岩)
ボルダリングはキメラ一足でこなしているとのことでした。紐を締めればドラゴよりも立ち込みやすく、ジムでも使いやすい程度に柔軟性もあるので重宝しているらしいです。
実例の方が役に立つかと思い、まとめてみました。
近いコミュニティにいる人たちなので、結構偏りがありそうですから、参考程度にしかなりませんが。
使用割合は様々ですが、外岩とジム、エッジングとスメアリングで使い分けている人が多かったです。この辺りは、オーソドックスな使い分けですね。オールラウンド系のシューズ一足で両方こなすひともいました。
印象的だったのが、最近は柔らかいシューズやダウントゥシューズでもヒールフックの性能が上がっていて、ヒールフックのためだけにレースアップのシューズを使う事が少なくなったという話でした。
足をしっかり拘束した方がヒールフック時に脱げにくいですし、ヒールカップのフィット感が上がるので、やはりレースアップのほうが良さそうに見えますが、最近のオールラウンドなシューズの進歩の恩恵を受けているのでしょうね。