ボルダリング好きエンジニアの雑記帳

クライミング、ボルダリング、モノづくりについて情報が少ないなーと思った事を書いていきます。

ジャンル別特化型クライミングシューズ紹介【クライミング】

外岩ではこの岩場にはこれ!というような特化型のクライミングシューズが重宝されたりします。

最近の流行はテクニカルなムーブに幅広く対応できる、柔らかめの一本締めオールラウンドシューズですが、特定の場面で威力を発揮する個性豊かなシューズを紹介します。

 

 

 

スメア最強 ファイブテン チームVXI

FIVE TEN (ファイブテン) チーム VXi [US:8]

 

消しゴムのごとき柔らかさで、シューズ剛性は無いに等しいチームVXI。

借り物で試しただけですが、つるつるのホールドに吸い付く凄まじいスメアの能力は唯一無二でしょう。必要な時だけ持ち出すサブシューズとして使用する人も見ます。

 

柔らかいため親指の力が無いと体重に負けてしまいますし、ヒールはゴミとまで言う人がいるくらい脱げるのが不安になるヒール性能ですが、自分の足で登る感覚を鍛えるにはありかもしれません。

 

花崗岩最強の一角 スカルパ ブースティック

SCARPA(スカルパ) ブースティック/シアン/スプリング/#39.5 SC20130

ミウラやカタナレースなどとともに、花崗岩の粒に乗り込む場面でで重宝されているシューズです。試しに履かせてもらったところ、引っ掛ける感じのエッジングは非常にやりやすかったです。

ブースティックの特徴は、ダウントゥ形状と強いターンイン、つま先に仕込まれたシャンクとVibram XS Edgeによる剛性の高さです。

拇指球の関節は若干曲がる余地があるので、スメアもある程度こなせて、花崗岩の岩場で必要な性能を備えています。特化型というには、意外と使いやすいかも・・・

 

足の形状さえ合えば意外と履きやすく、外岩向けに一足あると重宝するかもしれません。

 

 

クラック向け スカルパ テクノX

(スカルパ) Scarpa メンズ クライミング シューズ・靴 Techno X Climbing Shoe [並行輸入品]

一度しか見た事がない、日本では手に入りにくいシューズ。

低いトゥボックスにアッパーラバーが設けられ、剛性も高く、クラック向けに使いやすいとのことです。使っていた人は、マッドロックのフッカーが手に入らなくなった後、海外から取り寄せて使用しているとか・・・

同じスカルパから2018年に発売される、マエストロの完成度が気になるところです。

 

 

マルチピッチで快適 TCプロ

LA SPORTIVA(ラスポルティバ) TC PRO EU40.0 Sage

これは、同じサイズで履いてる人がいないので、試しに履いた事も無いのですが、マルチピッチで快適に登れると外岩の師匠が言っていました。クラックのルートも意図して作られているとのこと。

知らないうちにくるぶしをぶつけていて傷を作る事があるのですが、くるぶしまでガードしてくれるシューズです。

 

正直マルチピッチでは、限界グレードまで攻める事は無いですし、ゆるめのシューズであればなんとかなるのですが、マルチピッチを快適に登るには一考の余地ありですね。