ボルダリング好きエンジニアの雑記帳

クライミング、ボルダリング、モノづくりについて情報が少ないなーと思った事を書いていきます。

名前ははっきりしないけど使えるボルダリングのムーブ紹介【クライミング ボルダリング】

ライミングのムーブって、メジャーなものはそんなに多くはないですよね。

今回はそんな中で、特別な名前がついていないけれど使えそうなムーブ、英語だと名前がついているムーブなどを紹介してみます。

 

Bicycle (バイシクル)

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日本語の名前を私が知らないだけかもしれませんが、英語圏の人達はbicycleと言っていました。

片足はトゥフック、片足はつま先で踏んで挟み込んで止めます。たしかに自転車をこいでるときの足に似てますね。

これは強傾斜、特にルーフの必須ムーブで、決まれば安定感があります。レストにも便利です。

 

ダブルヒール?

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両足でヒールフックを決めて、がっちり固定する方法です。

動画のパターンは両足の高さが同じくらいですが、片足で体重を支えて、片足で振られ止めしたりとバリエーションがあります。

ヒール大好き人間なのでよく使うのですが、使わなくても解決できる場合も多いのでそんなに見ない気もします。体を固定できるので、なかなか便利です。

 

壁走り?


THE NORTH FACE CUP 2018 FINAL ROUND Women's Division 1

 

第1課題で、アンダーホールドを持って、壁を蹴りって突っ張りながら体を持ち上げています。ハンドホールドが良いと、壁に足を突っ張って両足をホールドから離す事ができます。

スメアリングなのですが、両足をホールドから離すという発想が、結構頭から抜け落ちる事があるので挙げてみました。

ジムだと、”ホールドが用意されているので、ホールドに足をのせるはず”と言う先入観でこのムーブが浮かばない事があるんですよね。

上手く使えば色々できるかも・・・

 

 Rock Over (動的な乗り込み?)

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 乗り込みは必須の基本動作といえばそうなのですが、定義が曖昧なような気がします。(私が不勉強なだけか?)

Rock Overは岩の上に乗り込むと言う意味なので、日本語と似たようなものらしいのですが、お前はRock Overがへたくそだから練習しろと言われた時に見せてもらったのが、動画の動的にスッと乗り込む動きでした。

ヨーロッパのクライマーは、スラブや垂壁のバランシーな動きが上手な人が多い気がしますが、どうやら動的にスッと立つムーブを(動画のようなハイステップに限らず)かなり意図的に練習しているようです。

外岩をやる人は自然と覚えるはずですが、ジムでも早いうちから練習しておくべきムーブですね。

 

Rose Move (遠いクロスムーブ)

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極端に遠い内側出しのクロスムーブをRose Moveと呼んでいるようです。思いっきり腕を伸ばして、支持手よりも頭が先に行くケースもあります。

必須の場面は限られますが、マッチができないポケットなどから、遠いホールドをどうしてもクロスで取らなければいけない時に使えるムーブです。手を交差させて届かなくても、あきらめずに頭を突っ込んでみると良い事があるかもしれません。

 

サイファー の名称について

サイファーは使う事も結構あると思いますが、あまり海外勢に通じない気がします。"pogo" (玩具のポゴスティック、ホッピングのこと)とか、"Moon kick"と言ってるようです。

また、アウトサイドフラッギングのフラッギングしている足を、動的に振り出しているというイメージでとらえている人もいて、上級者でも確立したムーブとして捉えていない人もいました。確かに、サイファーとは言わないまでも、アウトサイドフラッギングの足で少し弾みをつけたりはしますし、言われてみればそうだなーと感じました。