クライミングと筋トレについて【ボルダリング トレーニング】
クライミングには筋トレはいらないとか、キャンパシングは必要だとか、体幹トレーニングは良いとか色々聞きます。
ある程度自分の中の考えがまとまったので書きます。
太っている人は体重を減らすべき
体脂肪率が高くて、太っている自覚がある人は、ランニングなどで筋トレの前に体重を減らすべきだと考えます。
クライミングでも痩せますが、ランニングなどの有酸素運動を組み合わせたほうが良いと思います。
体重があってもある程度は登れますが、ケガの予防にもなりますし、小さなホールドを持てるようになります。
初心者、初級者は筋トレは基本不要
ムーブを体に経験させる方が優先ですし、この段階は自分の弱点もはっきりしません。
登りながら必要な筋肉の使い方を知ることが優先されると思います。
ただ、筋肉が邪魔になるほど筋トレするのはなかなか大変ですし、他のスポーツや健康のためにトレーニングすることは悪くないと考えます。
中級者の場合
2級〜初段くらいのレンジの人を考えると、ムーブの洗練と、保持力や筋力の強化が必要な段階に入っていると思われます。
前腕を刺激する保持力のトレーニングは、回復も早いこともあり、積極的にとりいれてよさそうです。
体幹や上腕は、ケースバイケースと考えます。
他のスポーツなどで保持力以外の弱点が現れていない人もいるので、そういった人は筋トレは不要でしょう。
週3回以上登る人も、筋トレ不要なケースが多いと思います。筋力が回復する前にジムに行く事になるからです。ただし、バランス良く多くの種類の課題を、いろいろなムーブでこなす必要があります。
週2回以下しか登らない人は、筋トレをしたほうが上達が早いと思います。特に、前腕、体幹、バランス感覚は短期間で弱くなるので、意識的に刺激すべきでしょう。
弱点をカバーし、バランスを整える筋トレ
段クラスの上級者以上の場合は、私がどうこう言える人たちではないのですが、筋トレを取り入れても良いと思っています。
数年間クライミングをして、得手不得手がわかっているでしょうし、苦手なムーブや左右のバランスを整えるトレーニングが取り入れられれば、更に強くなると思います。
また、クライミングでは最大でも自重+飛び出しの荷重までしかかかりません。あと少しの余裕がムーブの安定を生むとすると、筋肉を育てるためのトレーニングとしては荷重不足のケースがあります。育てるべき筋肉に安定して負荷をかけることも簡単ではありませんので、狙った箇所を狙って強化するなら筋トレは効率が良いでしょう。
体重のコントロール
これは私自身数kgの体重調整ができているわけではないので分かりません。今持てていないホールドを持つために向き合っていくべきかと考えている最中です。
170cm、60kg、体脂肪率10%程度で、まだ体脂肪を落とす余地もあります。体型維持のために、一応ランニングはしています。
ムーブや足置きにもまだまだ沢山改善の余地があるので、試行錯誤していくつもりです。筋肉量を減らしてまで体重を軽くする事を考えるにはまだ早そうです。
個人的な結論
- 筋トレすべきかどうかは、クライミングの頻度と筋肉の付き方などによる。
- つけるべき箇所、バランスを整えるべき箇所が分かっているなら筋トレは効率が良い。
- たくさんの課題をこなすほうが大事というのは一理あるが、色々な種類の課題を継続してこなす必要がある。
当たり前といえば当たり前の話ですが、誰かの役に立てば幸いです。