ボルダリング好きエンジニアの雑記帳

クライミング、ボルダリング、モノづくりについて情報が少ないなーと思った事を書いていきます。

ソリューション、スクワマ、ハイアングル、ドラゴ、比較レビュー ハイエンド一本締めシューズ【クライミングシューズレビュー ボルダリング】

スポルティバ(La Sportiva)のソリューション、スクワマ、ファイブテン(Five Ten)のハイアングル、スカルパ(Scarpa)のドラゴ、いずれもトップ選手がよく使っているシューズです。ジムで使用している人も多いですね。

一通り履いて登ったのでレビューします。(ソリューションはリブートではない旧版で、ハイアングルは女性モデルです)

 

 

 

 

シューズの柔らかさ

ライミングシューズ全ての中では、どのシューズも柔らかめの類いですね。シューズ全体の柔らかさ、剛性の少なさ順で並べると、以下の感触でした。

  1. ドラゴ
  2. スクワマ
  3. ハイアングル
  4. ソリューション

靴底は、ハイアングルが一番硬めなのですが、ソリューションは足の拘束が強く、ランドやP3システムのラバーが効いて、最も全体の剛性が高いと感じます。

ドラゴとスクワマはどちらも柔らかいのですが、アッパーの拘束がドラゴの方が緩いため、シューズ全体も柔らかく感じます。

 

ハリボテの上でスメアするとき等は、ドラゴ、スクワマが使いやすく感じます。

 

立ちこみ時の拇指球のサポート

  1. ソリューション
  2. ハイアングル
  3. スクワマ
  4. ドラゴ

先ほどの剛性とは逆順です。

ドラゴはスリットが最も深くつま先近くまで入っているので、アッパーの拘束が少なめで、サポートも弱めです。

立ちこみの時に、足に力を入れずに楽に立てるのはソリューションだと感じます。リードやロングボルダー、体重が重めの人などに向いているのではないでしょうか。

 

つま先感覚の鋭さ

  1. ドラゴ、スクワマ
  2. ハイアングル
  3. ソリューション

ドラゴとスクワマはどちらも甲乙つけがたいです。つま先はかなり敏感で、ホールド形状の情報が良く伝わります。この敏感さを超えるのはノーエッジのシューズくらいでしょうか。

ハイアングルとソリューションはソールが他の二つよりは硬めで、感度は若干落ちます。

 

つま先の立ち上がり角(トゥボックスの厚み)

  1. スクワマ、ソリューション
  2. ドラゴ、ハイアングル

ソリューションやスクワマのように、トゥボックスに厚みがあってつま先がの立ち上がりの角度が急だと、つま先がしっかり曲がるので、立ちこむ時に力を入れやすいです。その代わり履き心地が悪くなることがあります。

ソリューションはつま先側のソールがシャープにできていて、指先に力を入れるのに特に適した構造です。

トゥボックスの厚み、つま先の立ち上がり角は指の形によって使いやすさが違うので、好みが分かれるでしょう。履き比べる時にしっかり確認した方が良いと思います。

 

ヒールの剛性

  1. ソリューション
  2. スクワマ
  3. ハイアングル
  4. ドラゴ

ヒールはソリューションが最も剛性が高く、半球型のカップになっています。

スクワマはサイドはカップになっていませんが、一体成形で剛性が高いです。

ハイアングルは、ドラゴよりもヒールの剛性は若干高く感じます。

ヒールの剛性が高いと、引っ掛けるようなヒールがやりやすく、尖ったホールドでも痛みが少ないです。ヒールが潰れてずれる感覚も減ります。ヒールが柔らかめのほうが、狭い隙間にねじ込んだり、ホールドの感触を感じやすくなります。

 私は固めのほうが好きなのですが、好みによるところが大きそうです。

 

スリングショットによるヒールの拘束

ヒールの拘束感はヒールの深さ、高さ、ボリュームによるところが大きいので、完全に私の主観です。しっかり固定されたほうが、ズレが少なく、フィット感が向上します。

  1. スクワマ
  2. ソリューション
  3. ドラゴ
  4. ハイアングル

スクワマが最もかかとを締め付けて固定してくれると感じました。ヒールの完成度はスクワマが高いと思います。

ソリューションは半球のカップの剛性が高すぎて、スクワマよりはスリングショットの効きが若干甘いです。

ドラゴはスリングショットのテンションが若干弱めで、少しずれる感じがあります。

ハイアングルはモノリシックソールなので、構造上スリングショットのテンションを土踏まずに効かせにくいようです。ヒールの拘束感、フィット感が最も弱く感じました。

 

トゥフックのしやすさ

  1. スクワマ、ドラゴ
  2. ソリューション
  3. ハイアングル

スクワマ、ドラゴはシューズが柔らかく、足を反らせやすいのでどちらも非常に使いやすいです。

ソリューションは引っ掛ける感じでトゥフックを効かせるのに向いていると感じます。

ハイアングルは、摩擦でトゥフックを止める事はやりやすいのですが、引っかかりにくく感じました。

どのシューズも実用十分なのですが、トゥフックを多用する人はスクワマやドラゴがオススメです。

 

シューズのボリューム、横幅

どれも無難な範疇だとは思います。広め、ボリューム大きめの順に並べると以下の通りだと思います。

  1. スクワマ
  2. ドラゴ
  3. ソリューション
  4. ハイアングル

ドラゴはスクワマやソリューションよりもソールは細身です。しかし、アッパーに余裕があるので、ボリュームがある人にも対応できると思います。

ソリューションは幅は狭くないのですが、つま先がシャープなので、ハイアングルの方が余裕を感じるケースもあると思います。

 

まとめ

足型が合えば、どのシューズも素晴らしいと感じます。

私はジムでのボルダリングが圧倒的に多いので、楽にはけるドラゴをメインで使っていますが、クライミングの傾向が変わったとしたら違うシューズを選ぶと思います。

  • スクワマ→ジム用、ヒールフック、トゥフック、スメアを多用する課題
  • ドラゴ→ジム楽々シューズ、トゥフックとスメアを多用する課題
  • ハイアングル→外岩のマイクロホールドに乗り込むのもスメアも好感触。外岩の比率が増えたらハイアングルにするかも。何気にオールラウンダー。
  • ソリューション→リードなど長めのテクニカルなルートで使いたくなる。

シューズの特性を完全に把握して使いこなしたら、どのシューズでもいけるはず。

あれこれ使い分けたくなる私が使いこなせていないだけなのかもしれませんが、とりあえず自分のスタイルに合ったシューズを使いこなせるようになりたいと思ってます。

クライミングのムーブ、保持力、パワー、足置きなどのバランスについて【ボルダリング ムーブ トレーニング】

ライミングのどのレベルでも、ムーブ、保持力、体の筋力など、もっとこう動けたら良いのに!とか、あの人は自分と得意分野が違ってうらやましい!と思うことがあるはずです。

最近、自分と周りの人のムーブの選び方等を見ていて気づいた事を書きます。

ある程度、自分のムーブが安定してきた人向けです。

 

保持力とムーブと省エネのバランス

ちょっと当たり前ですけど、以下のような関係があると思います。

  • 同じ持ち方でも、保持力があると選択できるムーブが広がる。
  • ムーブを工夫すると、保持の負担を減らすことができる。
  • ムーブを工夫すると、省エネで登ることができる。

ここで注意が要るのは、保持の負担を減らすムーブが、必ずしも省エネとは限らない事です。

悪いホールドを持てるから省エネできているケースや、少し無理な姿勢で(前腕以外のパワーを使って)保持の負担を軽くするケースがあり得ると思います。

 

確実性と省エネのバランス

静的ムーブと動的ムーブは、確実性と直結しやすい話ですが、それだけだと安易ですよね。

  • 動的ムーブでさっさと登ると省エネの場合がある。
  • 静的ムーブでしっかり荷重コントロールをしたほうが省エネの場合がある。
  • 静的ムーブでじっくり登らないと失敗しやすい場合がある。
  • 悪すぎるホールドは、動的ムーブでさばいた方が確実性が増す場合がある。

これもケースバイケースですよね。確実なムーブが省エネとは限りませんし。

いつもバタバタしているのもどうかと思いますが、動的ムーブを極端に嫌うのももったいないと思います。

外岩をメインとするかどうか、リードとボルダーどちらがメインかでも、選択は変わってくるのでしょう。

 

正対、側対のバランス

正対を選ぶか、側対を選ぶかは色々な要素に寄ると思います。

  • 傾斜
  • ホールドの位置
  • ホールドの善し悪し
  • 前後のつながり
  • リーチや筋力の個人差

大抵は正対だろうとか、側対だろうとか、意見は一致すると思いますが、悩ましい場合に正対をとるか側対を取るかは、はっきり個人差が出やすい気がします。

 

右手、左手、右足、左足のバランス

傾斜、ホールドの位置、各ホールドの善し悪しによって、体重を負担するバランスが変わってくると思います。

それ自体は良いのですが、気をつけないといけないのは、利き手、利き足の体のバランスだと思います。

保持力が弱い側、動作が下手な側をカバーするために、強い側でカバーするようなムーブを繰り返すと、ムーブの選択に左右の非対称が生まれやすいです。

 

まとめ

ライミングは、判断の連続ですが、判断のバランスが崩れるといろいろな場所に影響が出やすいと感じます。例えば、

  1. 正対で引きつけて課題を落とした
  2. 似たような課題で同じようにムーブを選択するようになった
  3. 繰り返すうちにそのムーブでよく使う筋力がつき、より強化された
  4. 得意なムーブで落とせる幅が増えて、より正体で登るようになった

これを繰り返すと、数ヶ月でパワー&正対引きつけ型クライマーに近づいていくと思います。逆に、側対で美しく登る事に極端にこだわるのも、ムーブの幅を狭めてしまうでしょう。

 

結局は好きなように登って楽しめば良いと思いますし、登れたムーブが正しいムーブというのも間違ってないでしょうが、せっかくやるなら色々な課題を落として楽しみたいですよね。

 

失敗よりも、成功体験の方が実は厄介で、判断の偏りを加速させやすいです。

上手く登れた課題も、違うムーブで落とせないか試したり、他の人とセッションして自分の傾向を知り、試行錯誤することで偏りを減らす工夫をしていきたいですね。

 

こちらの方が遥かにしっかりした記事を書かれているのに気づきました。

リンクしておきます。

micki-pedia.com

クライミングシューズ 2018年新作モデルのトップ選手使用状況まとめ【クライミングシューズ ボルダリング リード】

IFSCのワールドカップを見ていてると、2018年モデルのクライミングシューズを使い始めるトップクラスの選手が出てきています。

動画を見ていて気がついた物から紹介していきます。

 

スポルティバ(Sportiva) 

ソリューション リブート(Solution Reboot)

 

ソリューションが前より柔らかめになり、スメアなどの使い勝手が向上しているとのことです。

前のソリューションは、リードでの使用選手が比較的多かったので、リードが始まるともっと見られるようになるかもしれません。

 

使用選手

  • Adam Ondra (CZE)
  • 田中修太(JPN)
  • チョン・ジョンウォン(KOR) 泰安でリブートを使用、八王子は旧ソリューションを使用
  • Sascha Lehmann (SUI)

 

ソリューション ウーマン リブート(Solution Woman Reboot)

 

ソリューションウーマンの新モデル。

 

使用選手

  • 伊藤ふたば(JPN)
  • Kim Jain(KOR)

 

スクワマ ウーマン(Skwama Woman)

 

 

スクワマの女性モデルです。

ローボリュームになっているとの事で、男性でもスクワマが大きすぎて使いずらかった人は、試す価値があるでしょう。

スクワマを使用していた女性選手を中心に、使用者が増えそうですね。

 

使用選手

  • 野口啓代(JPN)

 

フューチュラ リブート (Futura Reboot)

 

ノーエッジタイプのシューズです。

トゥの形状と、ヒールの形状、ヒールのスリングショットに変更が加えられたとのことです。

黄色くなったスリングショットが目立ちますね。

 

使用選手

  • 杉本怜(JPN)
  • 原田海(JPN)

 

スカルパ(Scarpa) 

フューリアS(Furia S)

 

フューリアのラインとして発売されていますが、かなり別ものになっています。

柔らかシューズであることは変わりませんが、ストラップシステムでドラゴよりもアッパーを締める事ができるようになっていますね。 

スカルパはドラゴ全盛ですが、こちらを使う選手も出てきました。

 

使用選手

  • Michaela Tracy(GBR)
  • Stasa Gejo(SRB)
  • Sol SA(KOR)

 

レビュー記事を書きました。

sphendon.hatenablog.jp

 

ファイブテン(Five Ten) 

アナサジプロ WMS (Anasazi Pro WMS

 

 

ファイブテンの名作アナサジにトゥラバーを追加し、フラットよりの二本ベルクロにトゥラバーが張ってある珍しいシューズに仕上がっています。

ショウナ・コクシー選手は、元々アナサジベルクロWMSにトゥラバーを貼ったシューズを使用していましたが、自ら監修したというアナサジプロを使い始めています。

 

使用選手

  • ショウナ・コクシー(GBR)

 

 

おまけ

相変わらず、欧州勢を中心にドラゴの比率は高いですね。

2018年モデルではないので余談ですが、白石阿島選手がEvolvのShakraを使ってましたね。ベルギーのAnak Verhoeven選手はトゥラバーカスタム付きのテスタロッサですし、リードを得意とする選手は、比較的しっかりしたシューズを選択しているケースも見られます。

 

ボルダリングの持久力向上には長物課題がおすすめ【クライミング ボルダリング トレーニング】

ボルダリングをやっていて、持久力やレスト技術はすごく大事だなーと感じることがあります。

ボルダリングで持久力をつけるために効果的な、長物課題トレーニングを紹介します。

 

リードやトップロープは、ルートが長いので持久力を着けるのに向いていますが、そもそもボルダリングしかしない人、ビレイパートナーが安定して確保できない人もいると思います。

そういう人には、長物課題がおすすめです。

 

長物課題って何?

数十手の長さがあるような、かなり手数の多い課題です。普通の課題は長くても10手程度ですが、それと比べるとかなり長い時間壁に張り付いていなければいけません。

スタートとゴールと使ってよいホールドだけではなく、使うホールドの順番が決められているのが普通です。

ジムによっては長物の表示があるところもありますし、ファイル課題などで書かれている場合もあります。

 

長物課題練習の効果

・持久力アップ

持久力が上がると、ホールドの上で耐えていられる時間が長くなり、手数の長い課題を落としやすくなります。

また、迷っているうちに力尽きる事が減るため、課題を一撃で落とせる確率が高くなります。

 

・レスト技術の上達

上手にレストして、腕のパンプを押さえないと長物でゴールする事は難しいです。

体勢を安定させて、きつくなる前に腕を下げて休ませ、パンプを防ぎながら登る事を意識すると良いです。一手ごとに左右をレストさせつつ登るのも効果的です。

 

・疲れた状態でムーブを起こす力の上達

核心を乗り越えて疲れた状態だと、普段はできるはずのムーブでも失敗する事が増えます。後一歩でゴール落ちするとものすごく悔しいですよね。

疲れた状態でムーブを起こす訓練をしておくと、その状態で自分がどんな動きができるのか分かるようになります。

単純な筋持久力だけでなく、課題をフィニッシュしきる技術も磨く事ができます。

 

・ホールドを探る能力の上達

どんなにオブザベーションをしっかりしても、触ってみないと分からないホールドというのはあります。

体勢を安定させて、ホールドを探りながら持ち方を考えるのはスタミナを消耗します。登りながらホールドを探る能力の上達が期待できます。

 

・横方向、下方向の動きの上達

横方向にトラバースしたり、下方向にクライムダウンする動きは、ジムの課題だと練習が不足しがちです。

長物では、壁一面のホールドを使用する事が多いので、横移動や下移動が沢山出てきます。

 

 

長物課題は簡単に自作できる

上手い人のアップの風景を見ていると、即興で課題を作って適当に長い課題をやっている人もいます。実は、つかみやすいホールドを選んでつなげると、長物を覚えるよりも簡単だったりします。

例えば、自分が落とした課題で使われていた持ちやすいホールドの目星を付けて、壁を一周ぐるっと回るコースがあるか考えてみて、まずはトライしてみましょう。

案外簡単に即興で登れたりします。

 

おすすめのルートは、八の字を描くか、逆走で2週目を回る事です。丸を描くと、右側から登って左側から降りるというように、方向が固定されてしまいます。

簡単なホールドから始めて、途中に苦手なホールドや、課題で使用されていないホールドを組み入れたりしながら練習するとさらに効果的です。

 

まとめ

いかがでしょうか。

ジムのテープ課題で少しでも上のレベルを目指してガンガントライするだけだと、頭打ちになったなーと思う段階が来ると思います。

トレーニングにバリエーションを持たせると、総合的にクライミング能力の底上げがはかれますので、長物も練習に組み入れる事を強くお勧めします。

 

ジャンル別特化型クライミングシューズ紹介【クライミング】

外岩ではこの岩場にはこれ!というような特化型のクライミングシューズが重宝されたりします。

最近の流行はテクニカルなムーブに幅広く対応できる、柔らかめの一本締めオールラウンドシューズですが、特定の場面で威力を発揮する個性豊かなシューズを紹介します。

 

 

 

スメア最強 ファイブテン チームVXI

FIVE TEN (ファイブテン) チーム VXi [US:8]

 

消しゴムのごとき柔らかさで、シューズ剛性は無いに等しいチームVXI。

借り物で試しただけですが、つるつるのホールドに吸い付く凄まじいスメアの能力は唯一無二でしょう。必要な時だけ持ち出すサブシューズとして使用する人も見ます。

 

柔らかいため親指の力が無いと体重に負けてしまいますし、ヒールはゴミとまで言う人がいるくらい脱げるのが不安になるヒール性能ですが、自分の足で登る感覚を鍛えるにはありかもしれません。

 

花崗岩最強の一角 スカルパ ブースティック

SCARPA(スカルパ) ブースティック/シアン/スプリング/#39.5 SC20130

ミウラやカタナレースなどとともに、花崗岩の粒に乗り込む場面でで重宝されているシューズです。試しに履かせてもらったところ、引っ掛ける感じのエッジングは非常にやりやすかったです。

ブースティックの特徴は、ダウントゥ形状と強いターンイン、つま先に仕込まれたシャンクとVibram XS Edgeによる剛性の高さです。

拇指球の関節は若干曲がる余地があるので、スメアもある程度こなせて、花崗岩の岩場で必要な性能を備えています。特化型というには、意外と使いやすいかも・・・

 

足の形状さえ合えば意外と履きやすく、外岩向けに一足あると重宝するかもしれません。

 

 

クラック向け スカルパ テクノX

(スカルパ) Scarpa メンズ クライミング シューズ・靴 Techno X Climbing Shoe [並行輸入品]

一度しか見た事がない、日本では手に入りにくいシューズ。

低いトゥボックスにアッパーラバーが設けられ、剛性も高く、クラック向けに使いやすいとのことです。使っていた人は、マッドロックのフッカーが手に入らなくなった後、海外から取り寄せて使用しているとか・・・

同じスカルパから2018年に発売される、マエストロの完成度が気になるところです。

 

 

マルチピッチで快適 TCプロ

LA SPORTIVA(ラスポルティバ) TC PRO EU40.0 Sage

これは、同じサイズで履いてる人がいないので、試しに履いた事も無いのですが、マルチピッチで快適に登れると外岩の師匠が言っていました。クラックのルートも意図して作られているとのこと。

知らないうちにくるぶしをぶつけていて傷を作る事があるのですが、くるぶしまでガードしてくれるシューズです。

 

正直マルチピッチでは、限界グレードまで攻める事は無いですし、ゆるめのシューズであればなんとかなるのですが、マルチピッチを快適に登るには一考の余地ありですね。

 

タウンユースに良いクライマー向けリュックサック(バックパック)紹介【クライミング グッズ】

ライミングジムの行くときにも便利な、クライマー向けのリュックサックを紹介します。

私は仕事帰りのクライミングジム通いで、着換えやシューズ、ハーネスを持ち歩くのにMAMMUTのタウンユース用のリュックを使っています。

ブランドにもよりますが、クライマー向けのモデルは登山用とは趣が違い、引っかかったり動きの邪魔にならないようにシンプルなデザインが多く、シックな色使いの物もあるため気に入っています。

普通の通勤用バックパックと比べると、丈夫さとショルダーベルトの作りの良さが目立ちます。また、クライミング用品を入れるのにちょうど良いくらいの大きめのコンパートメントがあり、普段使いにも便利です。

MAMMUT 

SEON COURIER

[マムート] リュック Seon Courier SE 容量:20L 2510-03970 0001 black

[マムート] リュック Seon Courier SE 容量:20L 2510-03970 0001 black

 

タウンユースモデルで、パソコンやタブレットを入れるクッション付きのポケットと、クライミング用品を入れるロールトップの大きな気室があります。

クライマーじゃなくても、一泊の着換えくらいが入る便利なリュックですね。

20リットルは程よい大きさで、大容量の30リットルもあります。

 

SEON TRNSPORTER 3WAY

オフィス用に、カッチリした四角いモデルが良いなら、ショルダーバッグとしても使える3wayが合いそうです。

 

NEON SMART

ギアやロープを持ち運べてフルオープンできる、ガチクライマー向けモデル。持ち運びできるギアラックみたいなものですね。

岩場で吊り下げてロープで引っ張り上げるために、前後に持ち手がついているのも素晴らしい。

ロープも入る35リットルなので結構大きいです。

 

Black Diamond

クリーク

 岩場でのロープ引き上げのときに引っかかりにくい円筒形です。上部にはロープを挟むためのベルトがついています。

こちらもガチクライマー向けのモデルですが、ポイポイ物を放り込んで紐を絞ればOKの手軽さが素晴らしく、私は街でも重宝しています。

小さいモデルは20リットルからあります。ちょっと変わった形で、おしゃれ?でしょうか。

 

クリークトランジット

 クリークをベースに、よりタウンユースを意識した形に作り変えています。筒っぽい雰囲気は健在です。クライマーが見れば、オッと思うかもしれません。

気室が複数あり、クライミング用の荷物とそれ以外を分けやすいところが便利ですね。

 

 

ガチ勢御用達のモデルが、割と多い(笑)

この辺りは、背負っているだけで、知っている人はクライマーかな?と思う物ばかりですね。

ライミング時、岩や木の枝にギヤ類(カラビナ、クイックドロー、カムなど)が引っかからないように中に収納したりハーネスにつけますので、どちらかというと、アクセサリー類はガチャガチャさせないほうがそれっぽい感じになります。

初心者向けおすすめビレイデバイス【クライミング ロープクライミング リード】

リードやトップロープなどで必要となる、最初の一個におすすめのビレイデバイス(ビレイ器)を紹介します。

レビューやまとめは出尽くしてますので、個人的な知り合いへの説明用に近いです。

 

ビレイデバイスの種類や、選び方は各人色々考え方があると思いますが、人に聞かれたとき私は以下の観点で無難な物を勧めています。

 

  • 習熟している人が多く、アドバイスを受けやすい。
  • 重い人のビレイ、細いロープでのビレイでも比較的使いやすい。
  • 懸垂下降、アルパイン、マルチピッチなど幅広く使えて、買い替えの必要が少ない。
  • 実績か豊富で、ロープやカラビナの相性の悪さがなどが出尽くしている。

 

触ったことのあるものを挙げます。機能的にはどれも大差無いですが、私はBDのATCガイドを使っています。

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ATCガイド BD14014 ブラック

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ATCガイド BD14014 ブラック

 

 

 

ペツル(PETZL) ルベルソ4 D17 ライトグレー

ペツル(PETZL) ルベルソ4 D17 ライトグレー