ボルダリング好きエンジニアの雑記帳

クライミング、ボルダリング、モノづくりについて情報が少ないなーと思った事を書いていきます。

【クライミング ボルダリング】身長が低い・リーチが短い人が身につけるべきムーブ

ボルダリングを始めると、身長が高い人が簡単に遠いホールドを取っていて、うらやましくなる事がありますよね。

私のジム仲間にも、身長が結構低い人もいますが、中にはとても強い人もいます。

リーチが短い人が身につけると強みになったり、弱点を克服できるムーブやテクニックを紹介します。

 

 

リーチ差をカバーするための工夫

正対・側対の基本ムーブを洗練させる

正しい姿勢が身に付いて、基本ムーブが洗練されてくると、壁に張り付くようにしてあと一歩の距離を伸ばす事ができるようになります。筋力もある程度要ります。

こればかりは基本中の基本ですので、数をこなさないといけないかもしれませんが、腰・背筋を意識して正しいムーブの形を目指すと、上達が早いと思います。

基本ムーブは、以下の記事も参考にしてもらえると幸いです。

 

sphendon.hatenablog.jp

デッドポイント(デッド)

手が届かない時に、勢いをつけて動的にホールドを取ります。デッドを覚えると、届かなかった距離を数cm以上つめる事ができるので、必須のムーブです。

動的なムーブは、単純な保持力やパワーだけではなく、動きの中で体の姿勢をコントロールする力が必要なので、いろんなケースを経験して慣れることが重要です。

 

 外岩などでは静的に取らないと絶対に無理なケースもあり得ますが、ジムの課題は身長の高い人が静的ムーブでぎりぎり取れるような課題を避けるように作られることが多いです。

ハイステップ

ホールドが高いところにあると、足を大きく上げなければいけません。当然、リーチが短い方が足の上げ幅は相対的に大きくなります。

ハイステップといっても、動的に勢いをつけて体を引き上げる場合、ホールド上に置いた足の上に腰を置いて安定させる場合など、いくつもパターンがあります。

柔軟性を高めて、ハイステップに幅を持たせると、フットホールドの選択肢が一気に増えてきます。

 

マッチ

細かくハンドホールドを刻まないと手が届かない事もあります。他の人が手を送って取ってしまうホールドも、両手でつかんで(マッチして)刻む事で取れるケースがあります。

 

足の踏み替え

フットホールドも、細かく刻まないといけない事があります。同じホールドを左右の足で踏み替える技術は、いろいろなホールドで踏み替えて慣れる事で磨かれます。

踏み替えを上手く活用できると、フットホールドの選択肢が増えてきます。

 

身長が低い人が強みにしやすいムーブ

そんなのあるの?と思うかもしれませんが、実は身長が高い方が不利な課題もあります。やっぱり得意な課題があるとモチベーションも上がりますよね。

 

持ちにくいホールドの保持

身長が低い方が、体重が軽い場合が多いと思います。(そうとも限らなかったりもするけど・・・)

持ちにくいホールドは、指にかかる負荷が大きい分、体重が軽い方が保持し易いです。

特に、体重が軽い人はカチ持ちが得意なケースが多く、他の人が持てないようなフットホールドを手で持って登れたりすると強力な武器になります。

 

狭い場所に体を折り畳む課題

フットホールドとハンドホールドの距離が近い場合、足を上手く曲げたりして壁に張り付く必要がありますが、身長が低い方がうまく体がはまり易いです。

リーチのある人が特に苦労する課題ですので、涼しい顔でサクッと登ってやりたいですね。

 

横方向のランジなど

横や斜め方向に跳んだとき、体の振られを止める必要があります。

体が振られて止める時に必要なパワーは、スピード×体重×手から重心までの距離です。身長が低い人は、手から重心までの距離が短く、体重も軽い傾向があるので、少ない力で振られを止めやすいです。

 

最後に

ムーブの引き出しが増えるまでは、リーチが長い人の方が登れる課題が多くて悔しい事もあるかもしれません。また、リーチをカバーするために、ムーブやパワーが必要な時は、グレード感も違ってきます。ですが、得手不得手はあっても、絶対に無理な課題は限られているかもしれません。

 

リーチ差に限りませんが、自分の体を良く知って、自分のできる事を良く知る事ができれば、強いクライマーの仲間入りができるのではないでしょうか。ムーブを教わっても鵜呑みにせず、自分のリーチに合ったムーブを考える事で、できる課題の幅は広がるはずです。(と言う風に、私は自分に言い聞かせてます)

 

リーチの長い人に負けない技術を身につけて、強みを生かせるようになれたら、かっこいいですね。

 

ムーブを体系的、理論的に見直すのに下の本はおすすめです。

 

スポーツクライミング教本

スポーツクライミング教本

 

 

終わりに、身長160cmでリード日本最強と言われる、是永敬一郎選手の動画を貼っておきます。

 


Lead Japan Cup 2016 - Final - Men

【クライミングシューズ分解】スポルティバ オクシジムを分解してみた 

スポルティバのオクシジムを手に入れました。

水洗いできるシューズがどういう構造か気になったので、分解してみました。

 

 

 

シューズの紹介

 

足の固定は、紐の締め具合を調節して、2カ所あるベルクロで止めます。

多くの人にフィットさせ易いように作られています。

 

裏から見るとセパレートタイプになっています。ソールが減った場合、前半分だけ交換できるのは作業性が良さそうです。

 

ジム向けのレンタルシューズとしては、定番の作りと言った感じです。

しっかりしたシャンクと、厚めのゴムのためかなり硬いです。足の締め付け感は強くなく、サイズを間違えなければ痛くなりにくいでしょう。

 

カツンと当たる感覚のあるの硬い靴底で、足裏、つま先の感覚はかなり鈍いです。立ちこむのは難しい感じでしたが、ジムのホールドならば大半は立てました。スメアはイマイチです。

 

水洗いOK!  washableの文字が見ます。

 

ソール

セパレートタイプです。つま先側のソールから剥がします。

シャンクが見えてきます。

 

 ゴムパーツ

土踏まずのゴムと、踵のゴムを剥がします。

ゴムのパーツは5つでした。かかとは1枚のゴムに切り込みを入れて作っています。 

かかとのクッションなのか、赤いスポンジがゴムとシャンクの間に入っています。

 

シャンク(芯材)

シャンクも剥がします。

シャンクは硬い繊維強化樹脂の板です。縦方向に樹脂の繊維が向いていて、縦の引張や曲げに特に強そうです。ホールドを踏んだ時、シャンクが当たるのが分かるのに納得できる剛性感です。

 

 

アッパーの生地

アッパーは同じ素材でできていて、外側の化繊の織物と、ライニングのマイクロファイバーで、クッション性のある生地をはさみこんでいます。

すべて化繊でできている様子で、クッション生地も薄いので水抜けが良さそうです。

 

3層構造です。

 

全部分解しました。

 

アッパー生地は、ベロも含めて5枚の生地を縫い合わせています。足裏の真ん中で生地が分かれますが、平面上ではぴったり重なりません。立体裁断になっています。

 つま先の親指部分とかかとにも切り込みが入り、立体的に縫い合わせられるようになっています。

 

アッパーは、生地は違いますが、上位モデルのレザーと同様よくできています。

 

 

 

 

 

水洗いできる理由の予想

・乾きやすい生地を使用している

乾きやすいのは大事ですね。

特に、普通のシューズは足裏のレザーとソールの間に水が入り込むと、全然抜けないと思います。オクシジムはその点よくできています。

 

・シャンクが紙ではなく、繊維強化樹脂

シャンクが紙だと水洗いしてはダメ、というのはよく知られていますね。

オクシジムはその点考慮されています。

 

・レザーを使っていない

 レザーは水を吸うと伸びたり、乾かし方によっては縮みすぎたりします。型くずれの原因にもなります。

オクシジムはレザーを使用していないので、その心配はありません。

 

オクシジム分解から考えるクライミングシューズの水洗いについて

シャンクが紙だと、水洗いしない方が良いのはすぐに分かると思います。

レザーが使われていると、型くずれの恐れがあるので、メーカーは水洗いOKとは宣言できないでしょう。

また、アッパーとゴムの間に水が入り込むと、乾くのに時間がかかりそうです。衛生面も考えると、アッパー生地は水抜けの良い化繊素材が望ましいです。

樹脂シャンクで、アッパーが全て人工皮革のものは洗ってもダメージが少なそうですが、オクシジムと比べると、しっかり乾かさないと臭いの原因になりそうです。

ライミングシューズの丸洗いをするのは、できるだけさけた方が良さそうですね。

【クライミング パラクライミング】パラクライミングの小林幸一郎選手のムーブが参考になる

2016年IFSC世界選手権で、パラクライミング視覚障害者B1の部チャンピオンに輝いた、小林幸一郎選手の動画が参考になるので紹介します。特に、クライミングの基本を学ぶ時にとても参考になります。


IFSC World Championships Paris 2016 - Finals - Men Bouldering & Paraclimbing B1

 

決勝ルート、長く続く強傾斜を見事クリアしています。トップホールド惜しかったですね。遠いホールドでしたし、保持できる場所が内側にあるポケットは、探るのが難しいのでしょうか。

 

参考になると思うところ

色々あるのですが、特筆すると下の点かと思います。

・丁寧な静的ムーブの組み立て

・腕に負荷をかけない姿勢の組み立て

・未知のホールドを探る時の姿勢のロック

・通常時と、腕に負荷がかかっているときのペース配分 

 

どの辺が違うのか予想してみた

私自身パラクライミングについては無知ですので、動画から勝手に想像します。視覚障害の部では、下からホールド位置のアドバイスを受けてホールドを探しつつ登っているので、下の点が特に重要だと予想します。

・静的ムーブで確実にホールドをとらえる技術

・力を温存するための丁寧なムーブの組み立て

・長時間のクライミングに耐えられるレスト技術

・指示を出す人の技量と、息が合っているかどうか

 

必然的に、ムーブが丁寧になるのでしょうね。 

小林選手は、柔軟性、体幹の強さ、ホールドを探す時の姿勢の安定度が他の選手と比べてもピカイチですね。足が全然切れないです。

フィジカルの強さなどは、参考にしようとしてもすぐにできる訳が無いですが、クライミングの基本の部分がしっかり勉強できると思います。

 

 

 

【クライミング ボルダリング 書籍】中級者向け?クライミング・ボルダリング関連のおすすめ本

ライミング初心者向け書籍の解説はたくさんあるので、備忘録もかねて、初心者を脱した人向けのおすすめ書籍、保存版としても良さそうな書籍を紹介します。

 

ジャック中根のクライミング道場

ジャック中根のクライミング道場

ジャック中根のクライミング道場

 

 日本で一番クライミングシューズの品揃えが良いと思われる、カラファテの方が書いた本。いつ行っても、クライミングシューズの相談に来ているお客さんがいます。

リードをやる人向け。ビレイの方法から始まって、クライミングのムーブはもちろん、クライミングシューズ、ギヤ類の解説など、まじめにクライミングを始めたら読んでおいて損は無い一冊。Kindle版もあります。

ロクスノの記事が元なので、毎号買ってる人は内容がかぶってるかも。

 

完全図解 スポーツクライミング教本

スポーツクライミング教本

スポーツクライミング教本

 

 

 クライミングのムーブ、フットワーク、ホールドの持ち方などを体系的にまとめて、力学を使って説明した本。意味不明な格好でホールドを保持している上級者が、何であんな事をやっているのかが分かるようになります。

どちらかと言うと、理論派クライマー向けですが、丁寧にテクニックが解説されている一冊です。Kindle版もあります。

 

クライマーズバイブル

ライミングジムPUMPの教本。上下巻。

ライミング上級者が感覚的に行っていること、気をつけるべき事などを、トレーニング理論に結びつけて詳細に解説してある。また、練習方法についても詳しく書かれている意欲作。

目からウロコの話も多いですが、言葉の意味は分かっても実践はなかなか難しいですね。

 

 

 日本ボルダリングエリア

日本ボルダリングエリア上

日本ボルダリングエリア上

 
日本ボルダリングエリア 下

日本ボルダリングエリア 下

 

 外岩に行くなら持っておきたいトポ。岩場の情報、周辺情報、課題の情報が乗っています。基本の2冊。

ちょっと図が分かりにくいですが、外岩派必携ですね。ルートクライミングに行くときは、同じ著者の日本100岩場がおすすめです。

 

イラスト・クライミング

増補改訂新版 イラスト・クライミング

増補改訂新版 イラスト・クライミング

 

リードクライマー、アルパインクライマー向けの書籍。ロープワーク、 クライミングギアの使い方、クライミングシステムが分かり易く図解されている。決定版だと思います。外岩でロープ使う人々は必携。

クライミングシューズの履き方 注意点とおすすめの方法

ライミングシューズって、履くのが大変な事が多いですよね。ですが、あまりに力任せに履くと靴を壊したり、足を痛めたりしてしまいます。

 

ライミングシューズを履く時に実践していることを紹介します。

 

 

靴を履く時に注意する事 

つま先の入れ方

ベルクロモデルは、ベルクロをちゃんと緩めます。

レースアップは靴ひもをつま先までちゃんと緩めます。


f:id:sphendon:20180125225147j:image

 

シューズのつま先側を持って、足を収めたときの形に指を曲げ、しっかり奥に突っ込みます。ダウントゥ、ターンインのキツイ靴ほどしっかりやったほうがいいです。

 

かかとの入れ方

プルタブ(かかとについているテープ)を引っ張って足を収めるます。この時、力んで足を反らせてはいけません。足が収まったときをイメージして足を丸めるようにします。少しシューズのかかとと土踏まず部分を曲げるのもありです。

 

ヒールをしっかり収める


f:id:sphendon:20180125225236j:image

 

かかとがスポッと入って安心していませんか?

ヒールをヒールカップにしっかり入れると、フィット感が格段に良くなる事があります。

まず、足首を深く曲げます。ヒールカップを持って、かかとを奥までねじ込みます。この状態のまま、ベルクロやレースで固定します。ファイブテンのように細いヒールの場合や、かかとがちょっと余っている感じの時、こうするとしっかりします。

初めてシューズを買う人に多いですが、かかとをしっかり入れずに大きめのシューズを選んでいるケースもあります。ヒールの形が合っていないこともあるので、シューズを買いにいったときも良く確認すると良いでしょう。

 

収まり具合を確認する

つま先やかかとに違和感がないか、必ず確認します。 少しつま先を動かすのも良いです。いつもと具合が違う時は、めんどくさがらず必ず履き直します。

OKだったら、しっかりベルクロかレースを締めます。

 

 

きつい靴を履く時にやってみること

冬場など、ゴムが硬いとき

揉んだり温めたりして柔らかくします。シューズによりますが、あたりがソフトになり、指の一部分が痛い時などは楽になります。

ゴムが柔らかくなる夏場に履きならすのもありだと思います。

 

 攻め過ぎで足が入りにくいとき

私は、女性用のナイロンのフットカバーを履いた上にシューズを履いて慣らしてます。同じように、百円均一の水切りネットを使う人もいるようです。滑りがよく、レザーが汗を程よく吸い込むので、ビニール履きよりも馴染みが良いと感じてます。

 

シューキーパーを使う人もいるようですが、ほとんど履く事すらできないほど小さい場合は指にも靴にも負荷がかかります。そういった場合、私は涙をのんでオークションなどで流す事にしています。

 

 

フィッティングをしっかりやるようになって、ファイブテン・アナサジのヒールのフィット感がとても良くなりました。慣れている人は自然とやっているのでしょうけど、あまり意識したことが無かったと言う人は、ちょっと試してみてはいかがでしょうか。

 

 

産業機器の制御と、PC、PLC、マイコンとかについてまとめ

大きな装置の制御を行うとき、PLCを使う事も多い。

けど、制御のプログラミングを行うとき、パソコン使いたい!と思う事も多々ある。

それに、マイコンボードで十分じゃないかと思う事も。

 

いくつか候補はあると思うので、(自分の備忘録っぽいけど)まとめてみる。

 

まず大前提として、産業用機器に求められる性能ってなんだろ?と考えると、

  • 自分が壊れない(機械的、電気的に強い)
  • 人と物を壊さない(暴走しない)
  • 保守が容易
  • 最近は複雑な処理も必要な物が増えている
  • 納期が早い
  • 設計が楽!これ大事。超大事。

 

 PLC

 昔から使われている、リレーシーケンス制御機器を先祖に持つ制御機器。

  今でもよく使われている。

 元々はリレーでモーターとかを制御するための原始的な物だったが、複雑な制御を行う機能とか、ネットワーク機能が充実しつつある。

  • 一般的なものなら周辺機器とのインターフェース(ドライバ、センサ類)を用意しやすい。
  • タイミング管理がしやすい。(PCみたいに、よく分からんラグは無い)
  • プログラミング言語が独特(ラダーとか)で、大規模な事をやろうとするとつらい。一般的なプログラミングよりは時系列に寄った使い心地。
  • 機械的に強い(強そう?)
  • 今まで使われていた装置の流れで、マイナーチェンジなら同じ物を使いたくなる。

 

パソコン

 最近では性能も頭打ちで、一般用途向けは高性能の物も安く手に入るようになった。

 産業機器にも組み込まれているけど、全てをパソコンで管理している例はそれほど多くないと思う。

 モデルベースプログラミング等と親和性が高く、ライブラリも充実してて、大規模なプログラミングの手間を大幅に省くことができる(はず)。

 GUIを作ったり、画像処理をしたり、ネットワーク越しに管理を行いたいときとかは必須。

 

  • 高性能(処理速度、メモリ等)
  • 安い
  • タイミング管理に不安(いつ処理が実行されるか保証されない)
  • クロックの割当が保証されるリアルタイムPCも売られているけど、ちょっと高いし、それに応じたプログラミングスキルが必要になることもある。
  • 拡張ボードをさせばインターフェースは合わせられるんだけど、民生品だとハードに不安がある。
  • PC本体のコネクタも機械的に弱いので、結局つなぎ変えなきゃならんし。

 

 PCだけを使う時は、危ない物、大きい物を制御しないとか、すごく複雑な制御で、PCじゃ無いと歯が立たない時、センサでデータを吸い出すだけとか、そう言う場合が多い気がする。

 GUIを作るときは、PLCとI/Fをとって、モード設定やパラメータ設定、動作開始の指示とかを行うために使う事になる。

 あと、コネクタつなぎ変えるときは図面を出さなきゃならんからめんどくさい。

 個人的にはPCで十分な用途ってたくさんあると思うんだけど、実績とか信頼性とかイロイロ面倒。

 

マイコン

ARMを筆頭に、最近は枠に収まらない高性能な物が多い。

慣れればプログラミングも容易。

RaspberryPiとかは、小型PCボードと言った方が良いのかも知れないけど。

 

  • PCには劣るが高性能
  • Linuxが動くと、PCのライブラリを使えるけど、リアルタイムではなくなる。
  • タイミング管理がしやすいのはリアルタイムOS。マルチコアなら、OSを2本走らせることもできるけど、私はやったことがない。
  • 筐体とか、インターフェースとかは、ある程度自分で面倒見ないといけない。
  • 安い!

マイコンは、何台かで終わるような物をつくるには手間がかかりすぎるけど、単価が安いのである程度たくさん作るなら素晴らしい。

ただ、筐体とかインターフェースとか、場合によっては基板をを自分で起こさないと行けないのがちょっとネック。

 

 

結局

 個人的にはなかなかPLCから抜け出せていない。

 1週間後にはコンセプトを固めないといけない時に、箱に収まっていて、ハードに合わせて拡張キットをつければすぐに箱が出来上がる安心感が大きい。

 結局楽に確実に装置を立ち上げるとなると、PLCは多少値段が高くても重宝するんですよね。